フランスと日本のあいだより

南フランスに暮らす日本人のブログ。フランス人夫と別居した子持ち(2人)のアラフォーシングルです。

言葉とは

 

愛を読むひと(字幕版)

愛を読むひと(字幕版)

 

何となく、自分のために時間をゆっくり使いたくて映画を観た。

「愛を読む人」

ネタバレになってしまうかもしれないからアレなんだけど…

 

 

言葉について私の思う事。

私は言葉なんて関係ねー!と、基本思っています。でも生活するとなると、読めないと不便な事は多かったりします。

2005年、フランスに来た時、まったくフランス語が話せませんでした。勢いだけで来ました。英語で彼とは話してましたが流暢でもありませんでした。今、フランス語は話せますが、本当に書けません。言葉って、書けなくても喋れるんです。子供とか、そうでしょ。

ワカラナイ事が恥ずかしかったです。

多分、今も恥ずかしい。

最初は、「分からない」事だらけで、質問のしようがなかった。だって全部分からないんだもん。5年くらいは、大体カンで生きていた。

多分それくらいから、少しづつ分かってきたかも。話せるようになってきたけど、場面がかわれば、出てくる言葉も違い大変でした。

出産までの言葉とか、胎盤とか子宮とか…

その時、必要な単語は入って、必要なくなったら忘れていく。

多分、私は言語学習に向いてない…

12年のフランス生活で、日本語も怪しい。沢山の漢字が抜けた。それからカタカナ英語がよく分からない。難しい書類も、理解するのに、すごく時間がかかる。

そして英語を話そうとするとフランス語になる。w

もう何がなんだか!

ワカラナイコトを分かりません!と言える強さを身につけているかと思います。

そして、なんかよくわからないけど、何か分かる事もあります。

不思議です。

今の私には、すごく感動する映画でした。