男の愛

私は、父の事をつい最近まで信用していなかった。
母の父に対する愚痴を聞いて育ったからだ。
父は仕事だけのツマラナイ男。
カタブツで、聞く耳を持たない難しい人。
そんな感じだ。　

私が２年程前から自分自身と向き合う様になり、自分と母親との関係に疑問を持つようになり、出てきた事。
「母親の味方をしなければいけない」というミッションと共にずっと生きてきた。
その為には、父親と祖母と仲良くする事はダメな事だった。常に母の味方をしてきた。
なので父親に大切な事をお願いしたり、相談する事がほとんどなかった。
母に話し、それが父に伝わっていると思っていた。
逆も然り。
母は、捻れている。
私も捻れた。
娘には渡さないよ。
その為に私は自分を取り戻す。
その為に、離れて暮らしている。