関わること

記憶に残っている事には何かヒントがあると思っていて、ちらちら思い出す出来事。
多分、去年の3月か4月頃、フランスのアパートにて。私は、オートロックで守衛さんもいる比較的、安全なアパートに住んでいた。（子供達と元パートナーは今もそこに住んでる。）
街は地中海沿いの観光地なので、アパートの半分くらいは夏のヴァカンス用のみの貸出しだったりして、住んでる人は少なかった。住人の多くはリタイヤしたジジババだった。住人用のプールがあって住人とはプール内で会ったりした。その中で仲良くなったマダムがいた。その昔、服飾の仕事をしていて日本の事にも詳しかった。泳ぎが上手で、彼女のお父さんに海で何キロも泳ぎの特訓を受けたらしい。色んな話をしてくれた。昔、愛した男のこと。彼が亡くなって、このアパートに来た事。他の住人のことを悪く言ったりしていたし、冬になると塞ぎ込みがちなのは見ていてわかった。精神的に何かあったのは分かったけど、嫌いじゃなかった。彼女は1つ上の階に住んでいた。私達が越して来てすぐの頃、お隣さんにニオイが上にあがって部屋に居られない!とクレームをつけていた。真上の部屋だし、あり得るような話だけど、その時のヒステリックな感じが異常に感じた。弁護士立てて、どうのこうのと言っていたと思う。しかもニオイって難しいよね。と他人事に思っていた。
そして同じ事を、彼女にされた。
夜、11時過ぎに家のベルが鳴った。何事かと思ったら、彼女が玄関前に立っていた。怖いから、そのまま出ずにした。旦那は友人宅で音楽をしに出掛けていた。子供達と3人だった。
帰っていったとおもったら、アパートの外まで出て、家の外からのインターフォンで鳴らし始めた。この音が、すごくうるさくて、子供達が起きちゃうと思ったので出た。
そしたら「ニオイが臭くて眠れない」とか言われて、私は私で「こんな時間にうるさくして、どうなんですか？子供が寝てるんです!」と反論した。そしたら、切られた。
また玄関前に来たら、怖いな〜と思った。
とにかく怖くてしょうがなかったから、旦那に電話した。あった事を説明して、すぐに帰ってきて欲しいとお願いした。
彼は戻ってきてくれたが、涙流して怖がっている私との間に温度差があった。
冷静に対処してくれたのかもしれない。
でも何か違った。なんだろう。
もう大丈夫だから、戻っていいか？的な事を言われた気がする。これ、友達同士でジャムしてるやつで仕事でもなかった。まぁ音楽のその辺の線引きは難しいが、私は一人でいたくなかったから、残ってもらったと思う。記憶がない…
何か、この出来事は私にとって彼とのズレを感じた事の1つであった。
アパート引っ越したい！って思うくらい怖かったんだけどな。
2、3日前に今のアパートの上の住人が家に来て夜、戸を静かに閉めてほしい、とおっしゃっていた。日にちが違うゴミを私じゃないかと疑われたこと。夏になったら、除草剤撒いても構いませんよ。と言われた事、なんなんだろう。
関わること。